【奈良に薫風】
昨日、バイト先の系列店のスタッフの人と 一緒に飲む機会がありまして。 元上司であり、先代のバイト先の店長から 昼過ぎにお声が掛かったので、 奈良で写真を撮ってたのを放り出して、 大阪まで行きました。 ぶっちゃけて言うと、 私自身盛り上がってた訳でなく、 静かに飲んで食って。 何故か一緒に参加してた同じバイト先のスタッフの愚痴を 延々ダラダラ聞いているのが辛くって。 でも、一つ凄く良い事に気付けた瞬間がありました。 先代の店長に 「好みの女性のタイプってどんなん?」 って聞かれまして。 即答出来ませんでした・・・ 「顔と付き合うんじゃないんで」 なんて、超無難な言葉で逃げましたが。 で、帰ってる電車の中で、 「でも、絶対俺って好みのタイプあるよな」 って思い返してまして。 そう考えてみると、 不器用だけど健気で、でも目は死んでない女の子が好き。 基本怖がりですが、 案外相手の目が一番印象に残るんです。 笑ってようが、怒ってようが。 「相手の目に惹かれるんだな、俺は」。 言葉に出来なかった事が、やっと言葉に出来て 胸のつっかえが一つ取れた気分。 しっかし、相変わらず下らない事で悩む(笑)。 とするならば、飲み会で払った3千円は 掛替えの無い宝だったなーと思う訳です。 こんなの5000円以上身銭切ってセミナーに参加しても、 中々気付ける事じゃ無いですよ。 写真は、近鉄奈良駅からほど近い場所にある 習字で使われる「墨」を作っている店の暖簾。 父が書道を習っているので、話を聞いてみると どうやらその道では相当名の通った老舗らしいです。 奇しくも私はその店に掛かっていた暖簾を見て、 清々しい天気だった当日を象徴する何かを感じました。 入梅前の程よい爽やかな陽気。 湿気の少ない少し涼しげな風。 軒先と奥を繋ぐ道。 穏やかな日差し。 奈良に今尚続いている姿。 さり気なく吹く薫風に揺れる暖簾だって、 きっと多くの修羅場を見たに違いない。 日々是好日。
by keisukerudolf
| 2010-05-29 22:42
| PENTAX K20D
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