また逢えたお水取り

【連なる炎】
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昨日からではありますが、古都の春を告げる行事が始まりました。
東大寺二月堂で行われるお水取りです。
お水取りと言えば、写真のように約20分間で10本の松明が
二月堂を駆け抜けます。



去年も同じようにお水取りの写真を撮りに行ったのを覚えています。
去年は経験も何も無く、とりあえずお水取りを撮るぞ!って感じで
当時自分で使いこなせるベストを尽くして撮ってました。


あれから1年。


確かに写真を撮る技術や道具は増えましたし、
おかげで今回のような迫力ある写真を
意図して撮れるようにまでなりました。




お水取りが始まるのは午後7時。
それまでライトアップされていた照明が
鐘楼の鐘の音を合図に一瞬で消えます。


古都の弥生に訪れる澄みやかな鐘の響きと、
二月堂の釣燈篭だけの灯り。


去年はそんな事を感じられる余裕すら無かったのですが、
今年はその鐘の音を聞きながら、
去年から1年間、本当に色んな事があった事を思い出して。
松明がお堂に登って来るまで、合掌しながら涙を流してしまいました。


まさか今年、こんなに元気になってお水取りの写真を撮りにいけるなんて、
半年前からは考えられなかった事です。
元気だけでも十分なのに、生きる夢と希望を新たに持ち、
チャレンジしよう!とまで思えるくらいになって。
そう思えるまで、散々惨めな思いもしたし、辛い思いもしてみて。
ようやっと見えてきた、自分がありたいと思う姿。


あれから1年。
またお水取りの写真を撮る事が出来て、本当に良かった。
本当に辛かったけど、生きてて良かった。
千年以上も続く行事を二年連続で写真に収められて良かった。


今週末金曜土曜がバイトのシフトが休みなので、
また撮りに行く予定ですし、
勿論来年もその先もずっと、
時間の許す限りお水取りの写真を撮りたいな。
そう思った私です。


そんな感謝の気持ちを込めての一枚。
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by keisukerudolf | 2010-03-02 23:15 | PENTAX K20D
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