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カウンターパンチ2連発

【生駒・長弓寺の苔と影】
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今日もいつものように心療内科の定期診断。
昨日の夕方に今日話すべき内容はまとめておいたので、
かなり内容を整理して話が出来たと思います。


が、ドクターから一言。
「頭で考えすぎちゃう? もっと心で感じる事を優先して良いんちゃうかな?」


私の悪い癖。
やる前に色々と考えすぎて、結果やらない言い訳ばっかり作って何もしない癖。


先生に言われて、ハッと気付きました。
カウンターパンチその1でした。
今一番意識して「失敗する事から逃げるな!」と自分に言い聞かせていながら、
まだ色々と考える癖があるようです。


頭を冷やす為に本屋で色々と心理学の本を立ち読みしまして。
やっぱりある本屋にはちゃんと心理学のコーナーが充実してまして。
産業カウンセラー入門という分かりやすい本から、
認知療法のノウハウ本から、うつの人がどう自分と向き合えば良いか的な本から
色々と揃ってまして、片っ端から立ち読みしてました。
あぁ、何て贅沢な時間。


うつの人がどう自分と向き合えば良いか的本を読んでいると、
「自分を愛する事が出来ない人は、他の人の気持ちは理解出来ない」


カウンターパンチその2でした。
産業カウンセラーになるという、他の人の気持ちを一番理解しなきゃいけない私が
一番自分を愛せていない・・・
何たる皮肉なんでしょうか。


さすがに感じ入る事が多かったのか、
今日は2度もセルフカウンセリングをしました。
普通は1回しかしないんですが。
それぐらいのショックを受けました。


結論から言うと、
「それでも失敗を恐れずに、今出来る事を精一杯やれ」
という結論に到りました。


正直、自分に厳しくある事が自分を愛する事なのか、
本を読んでいて(立ち読みですが)非常に迷いました。
その気持ちに素直にセルフカウンセリングしました。


殊、今自分に厳しくある事の一つに「間食(晩御飯含む)断ちと帰り道は最寄り駅から徒歩」があります。
ストレスだから、と食欲に負けて一時期3桁あった体重。
そしてそれを「醜い」と感じた今の自分。
悪い連鎖を断ち切る為の荒治療としてですが、
間食断ちを始めて2週間。
バイトがある日は昼ご飯も食べるのですが、
バイトが無い日は昼ご飯すら食べません。


体重は75Kgまで落とす事に成功し(目標はとりあえず70Kg)、
毎日最寄り駅からはバスに乗らず歩いて帰っているのですが、
とにかく摂取するカロリーが減るので疲労も相当で。
ちょっと心が弱くなって来た時にこのショック。
正直、今日は「バスに乗って帰ろうかな?」と気持ちが揺れました。


自分を愛する(自分の気持ちに素直にある)か、
自分を律する(自分の目的に正直である)か。


よく考えれば、どちらを選択しても正解なんだと気付いて。
正解、と言うより「間違いではない」であって、
突き詰めれば「正解すらない」問いでした。


最後に自分に問い掛けたのは
「どちらを選べば悔いが残らないか?」
つまり「どちらを選べば自分が『逃げた』と思わないか?」でした。
当然今の段階では、バスに乗って帰れば悔いが残るでしょう。
それだけが決め手でした。
結果、歩いて家まで帰りました。
勿論晩御飯も食べてません。


うつ症状を抱える人は、多くの「依存」があると言われています。
例えばアルコールへの依存だったり、食べる事への依存(過食)もあれば、
食べない事への依存(拒食)もあります。
本当は望んでいないのに、愛される為に人に尽くす事も依存だと言われています。
肝心なのは「本人がそうある事を望んでいないのにしてしまう事」です。


私の場合も拒食依存なのかな?とも思いましたが、
自分で望んで断食してるので、依存じゃないな、と感じました。
ぶっちゃけ、「痩せればちょいとはモテるかな?」くらいです(笑)


少し前に「縁は全てが幸せになるとは限らない」と気付いたのですが、
まさに今回もその類でした。
カウンターパンチが2連発飛び出してきて、
セルフカウンセリング中は相当悩んでたと思いますし、
こんなに苦しいセルフカウンセリングも久しぶりでした。
気付きの縁というのは、本当に幸せじゃない方向から飛んでくるんです。


話を結論に戻すと、歩いて帰る事が正解か分からないけど、
それが仮に失敗でも、それはそれで受け容れれば良いし、
歩かないで後悔するくらいなら歩こうと感じた訳です。


たかだか歩いて帰る(徒歩30分)だけで
これだけ悩んでいるのもどうかと思いますが。


写真は絶対注釈が無いとどこか分からない写真です。
久しぶりに地元の寺、長弓寺を訪れて
国宝である本堂など写真を撮ってたのですが、
自分の心に残ったのは境内の苔に映る木の陰でした。
by keisukerudolf | 2010-02-19 22:16 | PENTAX K20D
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